これは弐代目米八そばでるある私が小学校二年生の頃の話。
四人家族である我が家は当時居間で布団を敷いてザコ寝しておりました。
ある夜、すんげートイレに行きたくなりました。
全員寝ている時間です。
立ちあがろうと頭だけ起こしたところ、直立不動で微動だにしないお父さんの姿が目に入りました。
何をするでもなく目の前の押し入れをじっと見つめているのです。
トイレ側から父、妹、母、私の順で寝ていた為、お父さんとは少しだけ距離があります。
「何してんの?」
と声をかけましたが返事がありません。
まぁいいやと立ちあがりトイレに向かおうとすると、寝ている親父を発見。
よーするに立ってる親父と寝る親父の両方がいたわけです。
足元で直角に交差しているような感じです。
びっくりした私がどうしたかというと、まぁ正直どうすることもできないのでトイレには行かず布団かぶって寝ました。
翌朝おもらししたかどうかは定かではありませんが、した可能性大。
そんな親父も還暦越え、現在も元気に米八そばで働いております。
以上、本当にあった話でした。
それでは本日も皆様のご来店を心よりお待ちしております。
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