ポルターガイスト3

写真と記事の内容は一切関連がありません
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弐代目米八そばの私が小学校五年生の頃の話。

 

当時私のクラスには呪われていると噂されるいわくつきの机がありました。

 

なんでも数年前その机に座っていた生徒が突然意識を失い、病院に運ばれそのまま帰らぬ人となった・・・っつー感じの話でした。

しかも病院に運んだのが同じクラスのOくんのお父さん(職業バスの運転手)であるというちょっとリアルなストーリー付き。

 

それが私の座っている机だったのです。

 

お、恐ろしい・・・

 

私の前に座っていた人はどうだったのか、亡くなった生徒の後に座った先輩たちにはどんな事が起きたのか、その点はあまりの恐怖心からか、現在の私の記憶からは完全に消えてしまっておる次第でございます。

 

死ぬかもしれない、死ぬかもしれない、本当に死ぬかもしれない・・・

 

授業中も気が気ではなく、休み時間のチャイムが鳴ると同時に机を離れ、同級生に「机を交換してくれないか」と交渉しては一蹴されるという日々が続きました。

 

そんなある日、同じクラスの身長170cmの女子Sちゃんが、私に突然こう切り出しました。

 

「私が呪いを払ってあげる」

 

Sちゃん!君はいつのまにそんな能力を身につけたのだ?!!

ただのでっかい女子じゃなかったのか?!!!!

 

・・・とりあえず、どうやって呪いを払うのか、 私は真剣にSちゃんに質問しました。

 

すると・・・

 

 

ポルターガイストさんに呪いをといてもらう

 

 

・・・予想もしない衝撃の一言でした。

 

なんでも放課後にコックリさんならぬポルターガイストさんを呪いの机の上で行い、凶悪な悪霊を追い払うというのです。

 

 

 

 

なんじゃそりゃ

 

 

 

 

・・・・

 

 

翌朝、登校した僕に、Sちゃんから報告が。

 

「もう呪いは消えたよ!良かったね!」

 

本当に良かった。

 

私が現在、弐代目米八そばとして沖縄そばをお客様に提供できるのも、Sちゃんのおかげなのです。

 

ありがとう、Sちゃん!

 

ありがとう!ポルターガイストさん!!

 

 

ちなみに当時私の通っていた小学校ではコックリさんではなく、守護霊さんなるものが主流でした。

ポルターガイストさんなんてものの存在を聞いたのは、後にも先にもこの時だけです。

 

以上、本当にあった話でした。

 

本日も皆様のご来店を心よりお待ちしております。